秋、寒暖の差が激しいこの季節。
全国各地の紅葉の名所が観光客で賑わいを
見せます。
青森県にも数々の紅葉の名所がありますが、
その中の一つに『中野もみじ山』と呼ばれ
全国的にも有名な場所があります。
京都の嵐山になぞらえて『小嵐山』とも
呼ばれたりもしてますね。
夜間にはライトアップも行われていて、
『じゃらん』圧巻!夜の紅葉絶景ランキング
で、2023年に第一位を獲得しています。
2024年のライトアップ期間は
10/19~11/10 16:30~21:00です。
というわけで、運動不足解消も兼ねて
『中野もみじ山』へ行った時の記録。
場所
県外からの場合は、東北自動車道を黒石ICで
出て国道102号で向かうルートがお勧めです。
『中野もみじ山』から国道394号で八甲田を
経由して青森市へ向かうと
アーチ支間長255メートルの日本一の
上路式アーチ橋である城ヶ倉大橋があります。
この橋の約120mの高さから望む城ヶ倉渓流の
紅葉もまた圧巻です。
『中野もみじ山』と一緒に訪れてみることを
お勧めします。
まずは紅葉山へ
駐車場
『中野もみじ山』の道路を挟んだ対面側に
無料の駐車場があります。
紅葉の季節は誘導員がついていますので
誘導に従って駐車してください。
『中野もみじ山』の周りは民家も多く、
この辺の家は普通車なら10程度は楽に
停められる広さの庭が当たり前で、
この季節は簡易民間駐車場として庭を
有料駐車場にしているのでそこを
利用するのもいいですね。
大抵どこも300円程度の良心的な
値段です。
紅葉山への道
全国的に『中野もみじ山』として
知られていますが、山としての名称は
紅葉山といいます。
紅葉山と書いてもみじ山と読みます。
紅葉山の麓には『中野神社』があり、
『中野もみじ山』散策の入り口にも
なっています。
ペットは立ち入り禁止です。
2018年から禁止になったらしいです。
歩道脇には、ハロウィンを祝うかぼちゃが
置かれていたりします。
一番有名な構図
歩道をどんどん進んでいくと右に
折れるように進路が変わります。
『中野もみじ山』まで後100mの標識の
示す方向にまがると
はい、『中野もみじ山』と画像検索したら
全体の5割以上はこの構図の画像が
ヒットすると思われるくらい有名な
景色が見れます。
『中野もみじ山』へ足を踏み入れることなく
絶景ポイントが訪れるんです。
せっかちな人はこの場所を背景に
自撮りしたらもう『中野もみじ山』へ
行ってきたと言えるのでここで引き返しても
大丈夫です。
にしても、
いくら絶景ポイントでも撮る人次第で
台無しになる見本のような画像ですね。
気にしたら負けです。
写真はプロに任せとけばいいんです。
中野神社境内へ
中野神社につきました。
中野神社を建立したのは神社建立と言えば
あの人って感じの人、
そう、坂上田村麻呂です。
散策マップの看板もあります。
一本道ではなく、年齢や体力、
散策できる時間などを考慮して
ルートを決められるようにルートごとに
所要時間の目安も併記されていますね。
因みに紅葉の季節は神社入り口で
散策マップ付きのパンフレットが
貰えるので暗記する必要はないです。
中野神社
鳥居を何個かくぐったら階段を
どんどん下ります。
山なのに、全然登っていないのに、
どんどん下ります。
標高263mなのでスタート地点は
できるだけ下からです。
お手植えのモミジと不動の滝
階段を下りていくと右手に
弘前藩9代藩主である津軽寧親が
三本のもみじを自ら手植えしたと
いわれる『お手植えのモミジ』が。
そしてその奥には、
『不動の滝』があります。
にしても不動の滝って名称の滝、
どこにでもありますね。
不動橋
右手の『お手植えのモミジ』や
『不動の滝』を見た後は
不動橋を渡り先へ進みます。
不動橋を渡り終えたところの左右には県の
天然記念物に指定されている樹齢200年の
モミの木が。
中野神社拝殿へ
不動橋を渡り終え、右手へ折れ
中野神社拝殿を目指します。
結構な傾斜の階段を上り終えると
狛犬ならぬ狛鶏が出迎えてくれます。
青森県の津軽地方には一代様信仰という
ものがあり、酉年生まれの一代様である
中野神社ならではですね。
そして、拝殿前には
中野神社の3本の大杉の内の
一本があります。
樹齢約500年だそうです。
ちょうど左側の狛犬の真後ろに
写ってますね。
太さがわかりやすいかと思って
撮った構図ですが微妙ですね。
そして
狛犬。 神社に行ったら狛犬撮影は
欠かせないですね。
阿形の狛犬の右上に人が二人写っていますが
これから進む予定の散策路を歩く人です。
結構な傾斜なのがわかりますね。
そして
拝殿。
山の奥にあるこういう小さい拝殿、
結構好みです。
因みに社務所は、ここまで来なくても
中野神社境内に入ってすぐの
左側にあります。
散策路
①から②へ
散策路へは
拝殿手前の鳥居近辺が散策路の
①になります。
一番簡単に観楓台へ行くのであれば
①⑧⑨⑩のルートなのですが、
今回は運動不足解消も兼ねているので
あえてなるべく番号順に行きます。
②へは『手水舎』のところにある
小さな橋を渡って行きます。
獣道ではなく散策路です。
②へ至る散策路です。
山舐めんなよって声が聞こえます。
そして②の近くには
中野神社の3本の大杉の内の
一本があります。
樹齢約700年だそうです。
そして
やっと②到着です。
斜めに撮ったのではなく、
傾斜がすごいので真っすぐ立って
写すと標識がこのくらい斜めに
なります。
山舐めんなよって声が聞こえ(略
②から⑩へ
さぁ次は『日だまりの森』を
目指し・・・・ません。
本来は②③(④)⑤⑥⑦と
散策したいところですが、
③~⑥はスルーして、
⑩を目指します。
②に到達した時点で
時間もそこそこ遅いし、
息も切れてるしなにより
靴が安定のエンジニアブーツ。
おっさんの体力は想像以上に
非力になっていました。
因みに()書きの④ですが、
④へ進んでも行き止まりの為、
来た道を戻って⑤を目指す形に
なります。
落ち葉で隠れ、苔で滑りやすくなっている
細い丸太の階段を上ります。
山舐めんなよって声が(略
落ち葉で隠れ、苔で滑りやすくなっている
細い丸太の階段を下り
怒りで我を忘れて攻撃色を発している
王蟲の子供を踏まないように進み
⑦の手前を『観楓台』の方へ向かいます。
ここで『ふれあいの森』方向へ進むと
⑥に向かうことになります。
落ち葉の下に隠れた濡れた土で足を
滑らせて転ばないようにしながら、
傾斜の強い散策路を進みます。
振り返って進んできた道を撮った
写真なので一番低く見えるところが
『観楓台』への道案内標識があった
ところです。
山舐めんなよって(略
観楓台
やっと⑩『観楓台』への入り口到着です。
ここから石階段です。
振り返って写真を撮ってみると結構な
傾斜の階段ですね。
九十九折の石階段を上り進むと
山の山頂に近いところは思えないほど
広々とした平地の『観楓台』が
現れます。
ここまで頑張って登ってきた身体を
休める場所もあります。
柵のところまで行き眼下に広がる人々の
暮らしの景色を見下ろしながら、
『この愚民共めっ!』と叫んでみるのも
良いですね。
やるときは小さいお子さんが周りに
いない時がいいですね。
観楓台から中野神社へ
『観楓台』でしっかり景色を堪能し身体を
休めたら暗くなる前に下りましょう。
『観楓台』はライトアップしません。
『中野神社』の正面に向かって左側へと
続く道で帰ります。
『中野神社』が近づいてくると石の階段が
あります。
石の上に土、さらに土の上に落ち葉、
階段であることをこれでもかと
隠した石階段です。
足を滑らせて転んだ時の痛みを
想像しながらトラップに引っかからないように
用心して下りましょう。
山舐めんな(略
石階段を下りきる前に
『天の岩戸さま』があります。
そして、反対側には
中野神社の3本の大杉の内の
一本があります。
樹齢約600年だそうです。
樹齢600年の杉の写真は
撮り忘れたみたいなので
代わりに狛犬のぷりぷりな
お尻のバックショットをどうぞ。
笑った人は祟られるので自分も
同じポーズをとって心の中で
許しを請いましょう。
因みに今回歩いた『散策路』ですが
注意して欲しいことがあります。
パンフレットにも書いてあるので
パンフレット文言をそのまま記載します。
自然が沢山の散策路です。
・蜂、蛇、熊には注意してください。
・階段、木の根、枝など足元、
頭上には十分注意してください。
・夕方以降散策路への立ち入りは
ご遠慮ください。
今年は、全国的に熊の出没が多いですが
青森も当然のごとく例年以上沢山の
熊が出没し八甲田などは登山ルートが
閉鎖されたりしていますので、
もしかしたらという気持ちで散策を
してください。
熊がもし出てきて襲ってきたら
逃げるのではなく戦うのがいいと
思います。(責任は取りません)
戦う時は負けてもしものことに
なった場合のことを想像しましょう。
愛する者に逢えなくなる!
やりたかったことができなくなる!
楽しみにしてたことができなくなる!
ワンピースの正体がなんなのか
わからないままになる!
PCやスマホに隠している死んでも
知られたくない秘密がばれる!
と想像すれば戦闘力は普段の30倍に。
最後の二つだけでも28倍になります。
知らんけど。
ライトアップ
せっかく来たのでライトアップが
開始されるのを待って何枚か
撮影してみました。
まだ薄暗い程度なのと撮影が
下手くそなのとの相乗効果で
まったくライトアップの良さが
出てないですが気にしたら負けです。
綺麗な写真はプロに任せたらいいんです。
下手でも一緒に行った人と後で一緒に
見ながら思い出話が出来たらそれでいい、
そのために撮影した写真なんだ。
って言う言い訳を自分にしましょう。
『中野もみじ山』がある黒石市は
こけしでも有名なので、
提灯や紙灯篭がこけしになってたり
します。
ハロウィンかぼちゃもライトアップ
されてました。
あと30分も居れたらいい感じの
ライトアップ画像が撮れたはず。
って思える時間に帰ります。
自分に希望を残して、
本当はやればできたんだと思いながら
妄想思考の人生を送る主義です。
たられば人生万歳。
『中野もみじ山』は
軽装で散策コースは歩かず紅葉だけを
楽しむのもよし、
ちょっとした登山の服装でたっぷりと
散策コースと紅葉を楽しむもよし、
ライトアップされた幻想的な景色の中で
デートを楽しむもよし、
趣味の風景写真を撮るために三脚と
カメラ担いで撮影を楽しむもよし、
と色々な楽しみ方ができる観光名所です。
機会があれば是非訪れてみてください。
その際はエンジニアブーツ以外がいいですね。